恋愛商材に救われた、モテないダメ営業マンの話 前編

携帯の画面を見ながら一人で「やばい」

では、私のモテなかった時代の事から話をはじめさせていただきます。

うまれて一度もモテるという事を味わったことのない私。

それでも学生のうちは、趣味であるアニメやゲーム、そして同じ趣味の友達と遊ぶのが楽しくて、モテないこと自体をあまり気にしていなかったように思います。

 

気になる子ができても、まぁ自分には縁のない話だし…と言い聞かせて趣味に没頭。そんなタイプでした。

 

社会人になれば、なんとなく結婚したりするんだろうとも思っていましたし。

 

もちろん、そんな事はありませんでした。

 

 

社会人になった私を待っていたのは、学生の頃よりも身動きできない日々。

営業職という現実を日々味わい、疲れる。

そして帰宅して、寝る。

 

男女の出会いどころか、趣味に対するモチベーションすらも落ちる始末。

 

 

私は結構社会人になることに希望をもっていたようで、その落差にずいぶん打ちのめされた思い出があります。

そして変わっていくのは自分だけではない。

 

長い付き合いのある友人らも十人十色で、私みたいに仕事に疲れて気力なしになっている人もいれば、順調に成功していく奴もいる。

その時の私は、そういう周囲の事柄に対しても無関心でしたが。

 

それでも、友人に恵まれていたのでしょうね。

月に一度~二度は皆で集まり遊ぶ。

それでまたダルい仕事の日々を乗り越える。

そんな繰り返しです。

 

 

そしてある日、一人の友人が言います。

「彼女と結婚するからしばらく遊びに来れないわ」

そこからはじまり、また別の友人が

「最近出来た彼女と同棲することになった」

と。

 

そのままダラダラと、友人らとあまり会わない日々を過ごしていたかんじです。

 

そんなある日、なんとなく見ていたんですね。

SNSで、友人たちが自分の知らないメンバーと遊んでいる姿の数々を。

 

「ああ、あいつらにもいろんな交友関係あるからな、そういえば彼女の友達とバーベキューするとか言ってたな」

私はそのバーベキューに誘われていたんですが、なんとなく面倒に感じて断っていたんです。

 

その日の写真がアップされたのを、暇だったから見ていたんです。

 

私はその時に思ったんです「やばい」って。

 

今思うと危機感感じるの遅いですよね。

そしてその後、もっと嫌な気分を味わうことになります。

人からの誘いに乗れない

私がいかなかったバーベキュー。

それを誘ってくれた友人からメールがきました。

『次は◯日にやるからおまえもこいよ』

という内容。

電話してみると、友人は彼女のいない私を気遣って、出会いの場を作ってくれようとしていたようです。

 

でも私は断りました。

 

正直な気持ち怖かったんです。

 

 

同じオタク仲間だった友人は、社会人になって彼女が出来た。

SNSの写真とか、たまに遊ぶ時のファッションも変わった。

今でも中身は変わらない「良き友人」であることは間違いのですが、確実に交流の幅は広がり、オシャレになっている。

うだつのあがらない営業マンをしている私はそんな友人についていっても、今の自分では恥をかくだけだと思ったんです。

 

友人は少し残念そうにしていましたが、それ以上無理に私を誘うことはありませんでした。

それからしばらくして呼ばれたその友人の、カレンダー通りの長期休暇に合わせた結婚式。

二次会の雰囲気の流れで、何人か女性を紹介されましたが、うまく話せなかった気がします。

正直傷ついた親の言葉

そんな感じの社会人生活ですから、正直長期休みなど暇です。

結婚式に出席した後、やることもない私は実家に帰っておりました。

その日の夕飯の席で唐突に親から言われた言葉。

「お前は、無理に結婚しなくても良いんだよ」

 

 

仕事もうまくいっていない私の負担を、少しでも減らそうという気持ちから言ってくれたのはわかっていますが…正直私にとってはトドメとなる言葉でした。

 

 

休み明けの仕事では、ミス連発。

確実に私は弱っていました。

 

そこでなぜか思ったのは「私がモテないからダメなんだ」という、やや現実逃避気味の考え。

でもそれが結果私を大きく変えるきっかけになったのです。

 

恋愛商材に救われたダメ営業の話 後編へ続く

このページの先頭へ