藤堂亮也の Quick Judgmentレビュー!メンヘラ専用?
『メンヘラはやれる』
驚きの質の悪さをもつ教材とは
説得力皆無の教材とは
こんにちは、大倉英人です。
「メンヘラは簡単にやれる」
こんな言葉をご存知でしょうか?
メンヘラ、いわゆるメンタルの弱い女性であれば簡単にセックスに持ち込めるという言葉ですね。
これはある一時期から、恋愛を語る場においてよく言われるようになった言葉です。
でも実際はどうなのか、気になっている人は多いでしょう。
今日紹介する教材は、まるでこの言葉をテーマに教材化したような内容でした。
ジャンルとしては会話テクニックとなるこの、株式会社YOROIの藤堂亮也の Quick Judgmentは、ネガティブ思考をもつ女性、そしてメンヘラと言えるような女性を対象としているのです。
この教材の私の評価はD級10点
おすすめできない教材となっていますが「メンヘラはやれる」という言葉について、考えさせられるものではありました。
今回のレビューは、その言葉に対する私の意見も含めて進めて行かせていただこうと思います。
このレベルの教材がはびこるのは恋愛教材の質を下げる行為だと思うので言い切りますが…
この教材は誰も幸せにならない、詐欺教材とも言える内容だと思いました。
大倉の恋愛メモ「ダメ教材に注意」」 |
世の中にはたくさんの「ダメな恋愛教材」が存在しています。 そして、そのようなダメな教材を購入してしまう人もいます。 そうならないための参考として、ダメ教材のレビューを御覧ください。 >>D級ゴミ教材一覧 |
見出し
藤堂亮也の Quick Judgmentってどんな教材?
セミナー動画68分、実録+解説動画220分となかなかのボリュームです。
ただ内容を考えると…そのまま「ボリューム満点の教材ですよ」とは言い難い感じですね。
一応全額返金保証がついているのが、良いところでしょうか。
藤堂亮也の Quick Judgmentのダメな所
メンヘラ、ネガティブな女性、共依存…
このような部分に注目し、女性の弱さを利用して自分のものにするという目の付け所は「セックス目的の教材」としては悪くはありません。
相手の弱みを利用するというのは、良くある手段ですからね。
ただ、この手段…多くの人が勘違いしているのです。
私は立場的にいろいろな方と恋愛について話をするのですが、モテない人の多くが
相手の弱みを利用する=簡単に女を落とせる方法
だと思っているのですね。
でも実際は違います。
女性とは感情的な生き物ですが、馬鹿ではありません。
それに感情も、常に一定ではありません。
つまり相手の弱みを利用するということは「相手の弱みを受け入れる度量」を要求されることでもあるのです。
そこを勘違いしていると、一時的に女性が弱みを見せてくれたとしても、結果として反感を買う事になります。
男女関係なく人間は「自分が納得できない相手に弱みを見せた」ということを汚点だと感じるものなので、しっかり受け入れれないのに、下手に弱みを引き出してしまうと、良くない結果になるのですね。
さて前置きが長くなりましたが、この教材のノウハウはどうなのでしょうか。
正直私は、この教材は女性の弱みを「正しく受け入れる」ところまではできていないと思います。
それどころか「引き出す」ことすらまともにできず、少し頭の良い…いえ普通の女性から見たら…
「えっ?あんたなんかに弱み見せないけど…」
「もしかしてこいつ、今私に頼られてるとか思ってる?」
と思われるようになるような程度と言っても良い感じでしたね。
さて、ここからその部分について深く解説していきますので、よかったら御覧ください。
「メンヘラは簡単にセックスできる」という言葉のリスク
冒頭で紹介した「メンヘラはやれる」という言葉。
これは、正解とは言えないまでも、間違いではないと言えるかもしれません。
ただこれはメンヘラなら誰でもやれるというわけでははありません。
正解を言うならば
「世の中には簡単にセックスしてしまうタイプのメンヘラ女性がいる」
というだけのことです。
世の中にはいろいろな女性がいますから、自分が求められている安心感と引き換えに「セックス」をすぐしてしまうということは、意外とあるのです。
もちろんこの手の女性も「相手を選ぶ」ということはします。
だから、こういう女性とやりたい時は
- 出会う
- その女性の中にあるセックスまでの基準を満たす
という流れになるのです。
ただ、勘違いしてはいけないのが、こういう女性からすればセックスはゴールではありません。
かといって、ただのセックス好きなわけでもありませんから、遊びのセックスとは言い切れません。
そういう微妙なラインを読み取り、うまく対応をしないといけないわけです。
この教材では、確かに今解説したような女性には、有効な手段がまぁまぁ語られてはいます。
つまり、この教材でレクチャーされる内容は、あまり「聞いていて気分の良いものではない」ということですね。
今までの話を聞いて「苦手かも…」と思った人は、このレビューを読むより、違う教材のレビューを見てくれたほうが良いと思います。
対象になる女性の幅の狭さ
実際この教材では「ある程度いろいろな女性の弱みに対応できる」という風に話していますが、実際はそこまでは無理だと思います。
この教材で学べる内容では、ぶっちゃけ「簡単にやれるレベルの女性」までしか相手にできないでしょう。
逆にそういう「簡単にやれる女性の見つけ方」が解説されていれば良いのですが…そういう部分はあまり期待できません。
説得力がなさすぎる作者
流石に動画は掲載できませんので、伝えるのが難しいですが、この動画で語っている藤堂亮也さん、恐ろしく覇気がありません。
言い換えれば説得力が全然ないのです。
「この人…本当にモテるのかな?」
そんな感想を抱くと思います。
時折カンペを読む感じとか、いろいろと気になります。
このような作者が延々と話しているというタイプの教材はよくあるのですが、正直作者にパワーがないと成立しません。
厳しい評価ですが、藤堂亮也さんからは「教材だからしっかり話そう」という気すら感じられません。
内容はあの有名教材に近い?
この教材の内容は、あの有名教材モテ会話マスタープログラムに少し近い感じがあります。
モテ会話マスタープログラムのほうがかなり内容が充実しているので、正確に言うならモテ会話マスタープログラムの一部に似ているという感じですね。
まぁ、正直「モテ会話マスタープログラムを読んだ人が、安易な気持ちで自分の教材を作ってみた」ってレベルですが。
大倉の恋愛メモ「モテ会話マスタープログラム」 |
私がレビューした教材の中でも高評価となったものです。 内容の充実、納得の価格。 もちろん好みや相性があるので、万能ではありませんが、良いものであることは確かです。 ある種「良い教材の見本」のような部分があるので、是非レビューを読んで、他の教材レビューと照らし合わせてみたりしてください。 >>モテ会話マスタープログラム |
話を聞く苦痛が大きめだけど…内容をピックアップ
そんなかんじで、結構「聞く苦痛」の大きなこの教材、一応内容をピックアップして紹介していきます。
これは自分の価値を高めて、女性が重い話などをしやすくするという項目ですね。
ここでメインとされる方法は
- 自分の仕事の話をする
- 相手を褒める
というかんじですね。
一つ目は仕事を語ることで「この人はすごいと思われる」話をしろということを解説されています。
まぁ、発想は間違ってはいません。
ただ、この教材で言われているとおり実践して、上手くやれる人は元から「ある程度雰囲気も作れてトークも上手い人」だと思います。
そもそもこの作者が「この人はすごい」と思わせる会話がまるでできていないので、解説されても説得力が…
もう一つの方の「相手を褒める」と言う部分でも似たような感じです。
この作者…ちゃんと女の子を褒めることができるのでしょうか…
さて気を取り直して今度は内容を全体的に見ていきましょう。
この教材、一応ステップ形式になっています。
PART 1が「概要」なので実質、話は2からですね。
- PART 2 フィルターをかける
- PART 3 自分の価値を高める
- PART 4 話を聞く
- PART 5 背伸びさせる
- PART 6 口説く、ホテル誘導
- PART 7 終わりに
こんなかんじで動画が並びます。
まぁ、勘の良い人ならタイトルで、だいたいの内容は想像できるかもしれません。
各動画はどれをとっても「ダラダラ話す」のが続くので、動画の時間に見合うほど内容はありません。
そんなかんじでこれだけのステップで「ホテル誘導」してしまいます。
えっと…足りません。
色々足りません。
途中でお話したとおり、この流れでついてきてくれるのはよっぽど「簡単にやれるレベルの女性」くらいでしょう…。
実践編、特典が微妙すぎる
さて、今度は実践編、特典を見ていきましょう。
正直こちらも…かなり微妙です。
まず実践編。
恐ろしいほどのヤラセ臭。
これを見てヤラセだと感じない人は、多分相当ピュアな心を持っていると思います。
「亮也のLINE実録」というのがあるのですが、これは実際のやり取りではなく画像のような書き出しになります。
内容のレベルは…うん、特に特筆するようなこともなく、ラインのやりとり例文集としては下の上くらいかなというかんじですね。
>>スタンプ(パンダが親指を立てているスタンプ)
この表現はどうなのでしょうか。
もうなんだか信憑性を疑ってしまいます…
一応他の特典もあるはあるのですが、まぁ普通です。
普通と言っても「ふつうに良い」ではなく「普通によくない」のほうですが。
お値段以下です
なんか今日のレビューは特に疲れた気がします。
前回、前々回とB級ながら見どころのある教材のレビューをしていたので、
余計にダメさを体感したのかもしれません。
さて、今回ボロクソに言わせてもらったこの教材、決して意地悪で悪評価をつけているのではありません。
正直これでも、抑えているくらいです。
他にもいいたいこと幾つかありますが(動画に出てくる作者の弟子のほうがよっぽど雰囲気よかったり…)この辺にしておこうかと思います。
さて、最後に値段ですが、正直高いです。
この教材で語られていることは、もっとちゃんと要点を抑えてハキハキ喋れば、かなり短くなりますからね。
まぁぶっちゃけて言えば、わざわざ動画で語らずPDFにまとめてくれたらいいのではないかというくらいです。
そうなれば聞き取りにくさもないし、ムダに時間を使わず自分のペースで消化できますからね。
まぁでもしっかりPDFにすると、恐ろしくペラッペラな教材になりそうですが…
藤堂亮也の Quick Judgmentの評価
- 聞き取りにくい話し方
- 要点のまとめが少なくダラダラ長引く内容
- 対象範囲が狭すぎるが、専門性は低い
さて、かなり厳しい結果になったこの教材、私の評価は
10点
とさせていただきました。
一応良い部分もあるにはあるのですが、それを上回るダメさがこの点数につながりました。
正直この値段でこの教材を買うなら、モテ会話マスタープログラムを買って恋愛の総合力をあげたほうがいいです。
あなたがこの教材がテーマとしている「弱い女の子、メンヘラ」狙いだとしても、モテ会話のほうが良いです。
特化した教材なのに、総合的な教材の一部の足元にも及ばないという感じですね。
狙いを弱者に絞った上に、そういう女性のメンタルをカバーできるレクチャーができていない。
そんな教材でした。
藤堂亮也の Quick Judgmentは「絶対に」と言いたくなるくらい買ってほしくない教材なので、公式サイトへのリンクははりません。
大倉英人のあとがき
今回のレビューから「あとがき」というものをつけさせていただこうと思います。
何故そんなことを初めたかというと、あまりにも今回の教材を見ていて気分が悪かったからですね。
普段のレビューにも、いろいろと私の感情的な部分は含めていますが、やはりレビューですので、ある程度冷静な姿勢でいないといけないと思っています。
ただ、それだけでは伝わりきらないこともあると思いましたので、こうしてあとがきを書いてみようと思ったわけです。
「大倉個人の感想」とても思って気楽に読んで、参考の一つにしてくれたら嬉しいです。
さて、前置きが長くなりましたがあとがきをはじめさせていただきます。
この教材はレビューしたとおり、精神的に弱い女性を対象にしています。
確かに、精神的に弱い女性はセックスに持ち込みやすいという部分があることは私も認めます。
しかし、それを実行するには、そういう女性の心を「受け止めれる」男でないといけません。
それは、相手の感情を「上手く利用して一回セックスしたいだけ」だとしてもです。
世の中には女性を「やり捨て」するという価値観があり、それを目的とする男性も多いです。
でも、やり捨てですら、一時的には相手の心を「受け止める」ようにしなければならないのです。
そうでないと、レイプと変わらなくなってしまいますからね。
そして、それができないと、男側が痛い目を見たりする可能性もあるのですよね。
そして、レビューを見てもらって分かる通り…この教材では「受け止める」ことを学ぶことができません。
この教材の通りにやっても、よほど運が良くなければ女性に嫌な思いをさせるか、自分の男の価値を下げてしまうでしょう。
つまり何が言いたいかというと…この教材は、女性にも、男性にも失礼なんですよ。
なんていうか、上辺すぎるというかんじですね。
それでも、実用性が高く、この教材の言うとおり「やれる」のであれば、教材としては評価するしかないのですが…
それもありません。
使えない上に失礼。
これはひどい…というのが今回の私の感想です。
なんというか、疲れましたすごく。
疲れるダメ教材って結構ありますが、これはその中でも上位クラスです。
作者である藤堂亮也さんは、実体験に基づいて教材を作っているのではなく、どこかの教材を読んでそれを「うまいことアレンジしているつもり」で「こう言えば売れるだろ」的な感じで作ったんじゃないか…
とすら疑ってしまうレベルです。
正直、内容を真似する…パクるだけなら誰でもできますからね。
ただ、同じ言葉でも「モテる経験」をした人間と「モテる想像」をした人間では、重みも違いますし、意味すらも変わってきます。
人間、ちゃんと経験してないことは、本質を語れないですから。
あと、気になったのは「良いこと」ばかりこの教材は求めている気がしたんですよね。
どんな物事にも必ずついてくるリスクを意識できなければ、こういう恋愛やセックスという「人間のコミュニケーション」を上手く解説することはできないと思います。
そんなかんじで、愚痴のようなあとがきになってしまいましたが、今後も私のレビューをよろしくお願いします。