悪魔の手引書(蔡東植)を実際に購入してネタバレレビューしました
『悪魔に魂を売る』
その引き換えに得られるものとは何か?
実行のリスクはあるのか?
悪魔の手引書
そう銘打たれた今回の蔡東植さん作のこの教材。
一体どんな教材なのでしょうか?
悪魔というだけあってある意味強烈だったこの教材
評価は63点(C級教材)。
今一歩というところです。
今回のレビューもしっかりと内容に触れていきたいと思います。
特に本作は、最近読んだ中でも、初心者さんの方には充分に気をつけて欲しいポイントが多いものでした。
悪魔の手引書ってどんな教材?
タイトルのとおり、女性を悪魔のように意のままに操ってしまう。
そういうテクニックをまとめた教材です。
恋愛だけでなく、女性をセックス、さらにはマニアックなプレイまで導く会話を詰め込んだ、会話系のテクニック教材です。
導入部はおどろおどろしい、とても恋愛教材とは思えない始まり方をしますが
本編はとても読みやすく、ページの消化もはやいです。
この悪魔の手引書は、説得力もあり、読むのも面白い、そういう良い面をもつ教材でもあります。
悪魔の手引書のダメな所
はっきりいいます。
これは初心者には無理ですw
そして危ないですw
ではそれについて順番にお話しましょう。
先ほど説明したおどろおどろしい導入部のあとに来る、本編の始まり。
ここはとても初心者に優しく読みやすいものとなっています。
特に、身だしなみの項目などは、本当に初心者向けの良教材と言えるでしょう。
無理な要求もなく、尚且つ初心者でも良い見た目、清潔感などを手に入れれる具体的なアドバイス。
そんな方法がしっかり丁寧にまとめられています。
その中で出てくる「女性が男性の手に注目している」という事。
これにはとても共感できる経験が私にもたくさんあります。
作者自身が自分を高めるためにやった実体験なども書かれていますが
費用、難易度などの面から見ても、初心者でもちょっと勇気を出せば出来る程度のもので、とても励みになると思います。
ここまでは、実用的な恋愛テクというより、身だしなみという、読者のみで出来る話なので実践もしやすくとても身になる内容です。
簡単にいえば、身だしなみは的確なアドバイスさえもらえれば
女性相手の話ではないから誰でもできるようになります。
その導き方が、この教材は素晴らしいと私は感じました。
しかし、この本編の中の本編ともいえる
第二章にはいると
急にめちゃくちゃハードルが上がりますw
料理に例えるなら
第一章 料理に必要な道具について
第二章 レストランレベルのビーフストロガノフの作り方
のようなかんじですw
しかしこの教材、読者を引き込む力があるので
気が付かず読み進めてしまう初心者さんは多いかもしれません。
この作者は、とてもおもしろい方で、経験もあるのだろうなと思わせる部分もあるので、そのせいかもしれませんね。
途中でも会話のテクニックだけでなく
「こうすれば女性に強くなる」
という訓練法がたくさん出てきます。
それもある意味、間違ったことは言ってはいないのですが
お金と度胸、そしてコミュニケーションスキルが最低限必要ですw
中には初心者どころか、相当な強者しか実行できない内容まであります。
どんどんページが進むに連れて、初心者の方は、話が現実離れしていってるような感覚に襲われるかもしれませんが
それは正常な感覚ですw
これを読んで
「あ!自分にも出来そう!」
と思ったら、それは勘違いか、恋愛中級者以上でしょう。
先ほどお話した、自分を成長させるための訓練法
確かにそれを全てこなし、クリアできたらあなたはとても男として強くなっていることでしょう。
私もそれには同意できる部分は大きいです。
ですが、その訓練を続ける中で「モテるためにやるんだ」という強い意思を持ち続けられるような人は、なかなかいません。
また料理に例えてしまいますが
「毎日おいしい料理を人の三倍以上食べて、それでも体型が崩れないように筋トレをして維持し続ければ、見た目も逞しい良い料理人になれる」
実行できないことではありませんが、かなり大変なことですね。
初心者さんはこの教材、書かれている10倍以上の時間がかかると思っても良いかもしれません。
この方法を近道だと思い実践すると
心が折れるか
理解できず勘違いして実行、そして女性にドン引き
されるかのどちらかですw
時には遠回りも大切です。
そしてこの教材、セックスに関してはかなり細かい「マニアックプレイ」まで女性を誘導するテクニックが書かれています。
しかし、それは初心者どころか中級者でも実践は難しいです。
ここまでくると、相当な経験か、ある種のセンスが必要となるでしょう。
確かに、この項目は
女性がマニアックプレイをどういう視点で見ているか
また、
女性がどういう感覚でマニアックプレイを望むのか
とても良く書かれていると思います。
ですがマニアックプレイのバリエーションを多くするためなのか、一つ一つがかなり簡潔にまとめられていますので
大切なマインドの部分が、大きく抜けています。
初心者がこのまま読むと
中学生がAVの展開を真に受けるように、ありえない勘違いを生み出してしまうでしょう。
この教材は
①経験者の超初心者への優しい身だしなみアドバイス
②中級者以下お断り恋愛講座
③リア充遊び人同士の飲み会での経験談自慢大会
といったようにどんどんハードルが上がってしまうのです。
身だしなみの話以外は、ある程度女性と仲良く慣れ、セックスもそれなりに経験しており、気持ちに余裕のある人向けだと言えます。
これを初心者向き、誰でも出来るテクニックとするのはかなり厳しいなぁw
そんな悪魔の手引書
悪魔的になるのは読者ではなく
教材の難易度でしたw
悪魔の手引書の評価
こんな所がダメ教材
- 初心者には無理な内容
- 説明不足で勘違いしやすい部分も
- 危険な落とし穴が多い
この教材一番ダメな点は、初心者おいてきぼりというところでしょう。
中級者でも勘違いしたら
ただの軽いスケベな奴になりかねないこの内容
読みやすさもあり、内容にも納得できる部分も多いだけに残念です。
勘違いしなければ良いと思うかもしれませんが
こういう教材
あくまで会話のプロが書いています。
中には自称の人もいますが、人は真剣に読んでしまうと引き込まれてしまうものです。
説明不足、それも勘違いしたら一撃で終わってしまうレベルのもの。
そういうポイントが多いのは、とても危険なのです。
かなり落ち着いて読んでも、言葉のマジックにはまってしまうかもしれません。
悪魔の手引書、これを使いこなすには、経験以外にも、冷静さ、そして読解力も必要になります。
私は真剣なレビューを書くという視点でも見ていますので、振り回されませんが
恋愛教材はそういう言葉の罠がたくさんあるものも多いので
いつもヒヤヒヤしますw
特に最初の頃はよく「?」となり、罠に嵌りそうになった覚えもありますw
なので今回は、その罠の多さと、初心者には絶対無理といえる内容で
とさせていただきました。
もう少し視点が違えば、おすすめできる良い教材になっていた気がするなぁ
最後に誤解がないように書いておきますと
この作者である蔡東植さんは、意図して落とし穴を作っているわけではないと思います。
単純に恋愛初心者の気持ちを理解してないw
もしくはモテなかった頃の自分を忘れているw
のどちらかというだけな気がします。
前者であれば最初からリア充、後者であれば自分のモテなかった頃の経験談が嘘になりますw
導入は優しい言葉で誰でも食いつける話題を、そこから急に…
この教材はちょっとオラオラ系のナンパのような展開でしたw
そういう自分を目指す方には良いかもしれませんが、会話の基礎力がなければどうにもなりません。
初心者の方は、基礎力をあげるための解説もついてくる『モテ会話マスタープログラム』の様な教材のほうが余程実践的です。
マインドコントロールのような、強めのテクニックも解説されている悪魔の手引書。
まずは、悪魔の手引書のような教材に、逆にマインドコントロールされないような自分を作りましょう。
今回は、そんな初心者にはいろいろな意味で強烈すぎる教材のレビューでした。
この教材、やはり初心者にはリスクが高すぎるため私はリンクを貼りません。
初心者の方がこれで勘違いし失敗、恋愛の自信を無くすのは嫌です。
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